プロペシアの有効成分はフィナステリド

公開日
2019年4月3日
更新日

プロペシアの有効成分フィナステリドは抜け毛を抑える

AGAの症状の実態はきちんとはつかめていないのです。しかし、プロペシアを服用していると、抜け毛を抑えられ、ヘアサイクルを正常化させることができます。しかしながら、最初からAGA治療薬としての歴史を歩んできたわけではないのです。

フィナステリドは、男性ホルモンを抑制する働きを持つ頃から1991年にアメリカ・メルク社によって研究が廃止されました。翌1992年に生まれたのが「プロスカー」という名の薬です。しかしながらこれは、前立腺肥大症・前立腺がんのための薬として作られたのです。ただし、臨床試験が繰り返される中で「髪の毛が増えた・抜け毛が減った」という副効用の報告が多く出てきました。こうして、発毛薬として本格的な開発が進められることとなったのです。

それならプロスカーをAGA治療薬として使おうと考えるのは辞めておきましょう。何しろ、フィナステリドの量が5mgも入っています。一方のプロペシアは0.2から1mg程度、AGAに対してはそれだけあれば十分なのです。多すぎる成分の摂取は、危険な効果ももたらす可能性が高まります。

プロペシアの有効成分フィナステリドの具体的な働きは5αリダクターゼの生成を抑制

男性型脱毛症とも呼ばれるAGA、男性ホルモンであるテストステロンが関係していると言われています。テストステロンが5αリダクターゼという酵素とこの成分が結びつくことで、ジヒドロテストステロン・DHTに変化してしまいます。DHTは、毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合して脱毛因子を増やし、脱毛指令を出してしまうのです。

フィナステリドが果たすのが5αリダクターゼの活性を弱めるという働きです。DHTの産出量が少なくなれば脱毛因子の生産量も減ります。そうして脱毛リスクも低下するのです。フィナステリドの摂取をやめてしまえばまた、5αリダクターゼは活動を始め脱毛因子が増えていくでしょう。そういった意味では完治させたとは言えず、根本的な解決にはなっていないわけです。

服用を続けていると薬代もかかり、プロペシアは取り扱い方に注意が必要です。薬を続けなくともDHTや脱毛因子が増えない仕組みが見つかるよう、今も多くの機関にて研究は続けられているのです。男性ホルモンが関係する薬ですから、女性が服用しても効果は得られません。

プロペシアの効果を保つには毎日服用を継続する必要がある

常にヘアサイクルが正常の状態を保つためにはプロペシアを服用し続けなければなりません。フィナステリドが定常状態にあり、ある程度の血中濃度を維持継続できていなければ、5αリダクターゼの力が勝ってしまうのです。

服用を続ければ良いだけとも言い切れず、10年ほどで耐性ができてきて効果が薄れてくるとの声もあります。とはいえ、プロペシアを開発したメルク社は5年以上の臨床試験を行っていないことからはっきりとは言い切れません。AGAが進行してきた可能性もあり、個人の感想もあるので、調べたこともないのです。

効果が実感できなくなった場合、AGA治療薬であるザガーロに切り替えるのも良いでしょう。主成分はデュタステリドであり、5αリダクターゼの2型だけでなく1型にも作用することからより効果が高いとも言われています。

プロペシアは、妊婦にとって禁忌薬です。配偶者が妊娠した時点で使用を止めましょう。服用せずとも皮膚に触れるだけでも悪影響を及ぼす可能性があり、危険回避のためにも完全にやめてしまいましょう。食事内容改善やストレス解消など、日常生活を見直すだけでもAGAに対する効果は違います。