プロペシアはAGA治療薬

公開日
2019年3月22日
更新日

プロペシアはどんな薬?

プロペシアとはAGAを治療薬です。もともとは前立腺肥大などを治療するために開発されたフィナステリドが主成分となっています。AGAとは、遺伝や男性ホルモンなどの影響で思春期に差し掛かった頃から頭頂部や生え際の毛が抜けて薄くなってしまう状態です。進行性なので何もしなければ髪の毛はどんどんと失われていきます。

プロペシアは、ピンク色の錠剤で、プロペシア錠1.0mgとプロペシア錠0.2mg
があります。この2つの錠剤の違いはフィナステリドの含有量の違いだけです。含有量が多いとそれだけ強い効果が期待できます。どちらが良いのかは医師と相談の上で決めていくことになります。プロペシアに含まれるフィナステリドは、体の中で抜け毛の原因である男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)を作り出す酵素5αリダクターゼの働きを阻害します。プロペシアは、AGAを症状が進行することを防ぐ力を持っているのです。

プロペシアの服用は、1日に1錠だけです。効果が出てくるのは日数がかかります。継続して服用し続けなければいけません。飲み始めたら、効果が出てくるまでには6か月以上とされています。少なくともそれ以上の期間は続ける事が必要です。もし、6か月以上経過しても、なにも変化が出ないときには、中止しましょう。

プロペシアを作っているのはMSD株式会社

プロペシアの製造を行っているMSD株式会社は、アメリカに本社があるメルク社という製薬メーカーの日本法人です。メルク社の設立は1891年と100年以上の歴史を持ち、かつては医薬品業界で世界一の売り上げを誇ったこともあります。現在では業界再編の影響もあり、その座からは落ちてしまっています。しかし、未だに世界2位ということで揺るぎない実績を持つ製薬メーカーであることは確かです。

日本における活動では、第二次世界大戦後となる昭和29年に萬有製薬との合弁会社日本メルク萬有株式会社を設立しました。その後、昭和49年に日本MSD株式会社を設立されたのです。平成17年にはフィナステリドの臨床治験を行っています。厚生労働省からの認可を受けてプロペシアという商品として製造・販売を開始しました。平成22年になると、萬有製薬とメルク社がシェリング・プラウ社の日本法人であるシェリング・プラウ株式会社を買収しました。そことの合併を経て、メルク社の日本法人となるMSD株式会社ができたのです。

メルク社は、医薬品の研究・開発を行っており、循環器系疾患やがんなど幅広い領域の製品を扱っています。薬としプロペシア以外にも、ナゾネックスや抗ウイルス薬のレベトール、子宮頸がん予防ワクチンであるガーダシルなどを扱っているのです。

プロペシアはAGA(男性型脱毛症)になってから使う

プロペシアは、AGA(男性型脱毛症)の患者を対象とした治療薬です。原因として一番多いのは、男性ホルモンの影響です。男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きでDHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。そのDHTが抜け毛を促進させる働きがあるのです。自然な抜け毛と比べて明らかに量が多い、髪の毛の量が多いということであればAGAを疑うべきです。

さらに具体的な症状を見ていくと、抜け毛が多いというのに加えて、髪質の変化も出てきます。健康ならば髪の毛は太くコシの強いので抜けにくいのですが、逆に根元の部分が柔らかくて簡単な刺激で抜けやすくなっています。そして抜け毛が起きやすい部分ですが、いくつかのパターンがあるのです。それを日本の高島巌医師が高島分類として整理しました。高島分類による頭頂部や側頭部など抜け毛が起きる場所によって9つの段階に分けています。その中で日本人を始めとしたアジア人は頭頂部から2cmから髪の毛が抜けていくタイプが多いことがわかっています。AGAだと判断できたら、できる限り早期に治療を始めるべきです。